「むずかしいのは続けること」「やってみたこと、ためしたことが財産」など、
担任として、校長として子どもたちとのふれあいのなかで
学校生活から拾いあげたちょっといい話。
通信のネタ探しのヒントにもなります。
<ご利用にあたって>
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「ごくろうさん」を「ありがとう」に育てる
「ごくろうさん」には、労(ねぎら)いの意味がある。そうそう、この日本語は、年上に対しては使わないから、これも覚えておくといいぞ。それで、「ありがとう」には感謝の気持ちがある。
私は、その仕事を係や当番としてしているものなのか、そうでないのかで使い分けているのだ。ゴミを捨てにいく係ならば、「ごくろうさん」。捨てていないことに気がついて、係でもないのに捨てに行ってくれた人には、「ありがとう」だ。
ゴミ捨ての作業は、君らにとってどちらかというとやりたくないもんだろ。だから、係や当番を置いてその仕事を交代で分担するんだな。やるべきことをきちんとやれるだけでも立派だとも言えるが、ちょっとレベルの低い立派だな。
係として自分がやることをやった上で、他の人のために自分ができることはないか、と考えて行動してくれる。だから、「ありがとう」なんだな。ありがとうを言い合えるクラスに育ってほしいねえ。
(『こんな時どう言い返す〜ユーモアあふれる担任の言葉』池田修著/学事出版より)
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