「むずかしいのは続けること」「やってみたこと、ためしたことが財産」など、
担任として、校長として子どもたちとのふれあいのなかで
学校生活から拾いあげたちょっといい話。
通信のネタ探しのヒントにもなります。
<ご利用にあたって>
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なぜ学ぶのか
唐突ですが、虹は何色(なんしょく)でできていますか?(中略)たぶん、ほとんどの人が七色(ななしょく)と答えるのではないでしょうか。(中略)
虹は七色であるというのは、自分の目で見た実体験からではなく、学校や絵本などを通して、知識として「赤橙黄緑青藍紫」と覚えただけでしょう?
この世に色はあふれています。色そのものは多彩であり、無限に存在しますが、その全てに名前はつけられていません。世界の中には文化によって、色を表す言葉が二つ三つしか存在していない文化もあります。名前のついていない色は、概念上、存在しません。存在しない色は数えられないので、文化によって虹は五色だったり三色だったり、時には二色だったりもするのです。
色に名前がついているから、そして、色の名前を知っているから、私たちは、色の違いを違いとして認識できるのだと思います。 つまり、学ぶということ、知識を得るということは、知らなければ知らないで、そのまま通り過ぎる物事を、より繊細に、より正確に、より深く見つめるために役立つ行為です。その知識がなくても、生きていけることは確かにある。しかし、より深く物事を見つめ、より味わい深く人生を生きるために、学びと知識はあるのではないかと思っています。
(『月刊プリンシパル』2017年11月号「子どもに語る例話」/学事出版より)
「子どもに届けたい今日のひとこと」バックナンバー
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- まずは姿勢を正す
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- なぜ学ぶのか
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- 今日学んだことは、今夜、あなたが眠っている間に記憶になります。知識になります。
- あなたがいてくれてよかったと言われる人になりたい。
- ありがとう 感謝の気持ちが心をやさしくする
- 一日一生日々元旦
- むずかしいのは続けること。どんな困難があろうと続けること。
- 友だちを見るとあなたの心が見えてくる