■8月の学級通信書き出し文例
【文例1】
真夏日、猛暑日、異常気象・・・、毎日のようにこんな言葉を耳にしますが、休み前に立てた計画は順調に進んでいますか。冷たい物を飲み過ぎてお腹をこわしたり、冷房で体調を崩したりしていませんか。
私たちの身体はよくできていて、気温が高くなっても体温はほぼ一定に保たれています。恒常性維持の働きによって、血管を拡張したり汗をかいたりして体温が上がるのを防いでいるのです。若いうちはこの機能が十分に働くように鍛えておくことが必要だといわれています。暑いからといって冷房の効いた部屋で過ごしてばかりいないで、プールや部活動など、暑さに負けず、今しかできない活動をエンジョイしてください。もちろん水分補給は忘れずに!
【文例2】
まもなくお盆を迎えます。
お盆を利用して家族と一緒に田舎に行ったり、旅行をしたりする人もいると思います。この時季は日本中で大移動が起こり、新幹線も超満員、高速道路も大渋滞です。気をつけて行って来てください。
お盆は、亡くなったご先祖様の霊が戻ってくる期間、御霊(みたま)をお迎えし、供養し、お送りする一連の行事が行われます。東京では7月15日を中心に、その他の多くの地方では月遅れの8月15日を中心に行事が行われるようです。
全国で見られる風習ですが、宗派や地方によって行事の内容は様々です。出かけた先ではどんな行事が行われているでしょうか。盆踊りや灯籠流し(とうろうながし)、精霊流し(しょうろうながし・長崎)、中元万燈籠(ちゅうげんまんとうろう・奈良)などが見られるかもしれません。足をのばして体験してみてください。
【文例3】
夏休みになって2週間近くたちますが、学校では毎日のようにプール教室やブラスバンドの練習などが行われていて、職員室にいても元気な声が聞こえてきます。そして、校内で見かける顔はみんな日焼けして真っ黒、たくましく見えます。
宿題は計画的に進んでいますか。私が子どもの頃は“夏休みの宿題”といえば、“夏休みの後半にラストスパートをかけてやり遂げるもの”という感じでしたが、今はその逆だそうです。宿題を早く片づけるのはもちろん、夏休みの前半は復習を中心に、後半は2学期の予習も行い、最後は楽しくリフレッシュして、始業式が迎えられるといいですね。
【文例4】
8月11日は「山の日」。平成26年に制定され、昨年から実施された国民の祝日です。「山に親しむ機会を作り、山の恩恵に感謝する」という趣旨で制定されました。日本山岳会等からの強い後押しがあったそうです。
なぜ8月11日なのか調べてみました。山に関する出来事など特別な由来は見つかりませんでした。お盆の前で、経済的にも大きな影響がない日が選ばれたようです。最初は8月12日の案もあったそうです。しかし、12日は日航ジャンボ機の事故があった日で、毎年追悼の慰霊式が行われます。だから、その日を避けて11日になったという話も聞きました。いずれにしても夏山シーズン、事故がないよう十分に準備して、“山”を楽しんでみるのも良いのでは?
【文例5】
皆さん、寝不足ではありませんか? そう、リオデジャネイロオリンピックが始まりましたね。夜遅くまで、ついついテレビを見てしまって…。日本と12時間の時差があるので、向こうの昼間がこっちの夜になってしまうんですよね。でも、スポーツってなんでこんなに感動するんでしょう。自分の持てる力をすべて出し切って、最後まであきらめずに競技に打ち込む世界最高クラスのアスリートの姿、本当にすばらしいですよね。4年後には東京で、今度は生で見ることができるかも…。今からワクワクしませんか。
【文例6】
暦ではもう「立秋」も過ぎて「処暑(しょしょ)」です。皆さんも、あと1週間もすれば始業式です。夏バテなんてしていませんか? というわけで、この時期、健康にいい栄養素を紹介しましょう。それは「ビタミンB1」です。豚肉、特にヒレ肉やモモ肉などに多く含まれています。長ねぎや玉ねぎと一緒に摂ることでアリシンという成分のおかげで、「ビタミンB1」の吸収がさらに高まりますよ。でもバランスの良い食事と、早寝早起きの規則的な生活が、まず何よりも大切です。9月1日は元気な顔を見せてくださいね。
【文例7】
ひまわりがぐんぐん太陽に向かって伸びていますね。皆さんは夏休みを順調に過ごしていますか?
学校で挨拶を交わす生徒は、部活動や講習、プール教室で真っ黒に日焼けしています。
ずいぶん昔は、先生も夏休みがあっていいですね、と言われたそうですが、今は普通に出勤し、教材準備や勉強会にいそしんでいます。もちろん少しゆったりとした時間があるおかげで、じっくり研究できるんですよ。2学期の君たちが目を輝かせるような授業を目指して、がんばっています。
【文例8】
残暑お見舞い申し上げます。日中は猛暑で外出する人も少ないのですが、「目にはさやかに見えねども」これって秋? と思われるゆるい風が夕方に頬をなでて行く感じがします。
最近の子どもたちは、7月中に宿題を終わらせる割合が増えているようで、私には驚きでした。せめて、高校野球の日本一が決まる頃には、宿題の完成と2学期用の文房具を補保しておけば安心です。それから、夏の思い出も、会ったら聞かせてくださいね。
(担任学研究会)