■1月の学級通信書き出し文例
【文例1】今年やりたいことは?
あけましておめでとうございます! いよいよ新しい年が始まりましたね。気持ちを新たに今年もさまざまなことに挑戦する1年にしましょう。年の初めには、今年やりたいことを書き出しておくとよいでしょう。去年できなかったこと、今年挑戦してみたいこと、書き出すだけで「今年も頑張るぞ!」という気持ちになれます。大切なのは、去年の失敗を引きずらないこと。その失敗をどう生かすかというプラスの考えを持つことができるよう、今年はどう取り組むか改善策を書き出してみるとよいでしょう。
【文例2】お年玉の由来
あけましておめでとうございます! お正月といえば、お待ちかねの「お年玉」ですね。「今年はいくらもらえるかな?」と胸をふくらませている人も少なくないでしょう。お年玉という言葉は「年魂(としだま)」が語源だといわれています。年魂とは「年神様(としがみさま)の魂(たましい)」という意味で、年神様はお正月になると山から里へ下りてきて、みなさんの家に1年の実りや幸せをもたらしてくれます。もともとはお金ではなく、鏡餅をお下がりとして子どもに与えていたそうです。このように一つひとつの文化の意味や由来を調べてみるのも面白いかもしれませんね。
【文例3】
新年あけましておめでとうございます。
みなさんはお正月をどのように過ごしましたか。私は、遠く離れた大学時代の友人と毎年年賀状をやりとりして、学生時代を懐かしんだり、お互いの近況報告をしたりしています。最近は年賀状ではなく電子メールやSNSなどで新年の挨拶を済ませる人も多くなっているようですが、みなさんはいかがですか。ちなみに欧米などでは、クリスマスカードやグリーティングカードで、クリスマス&新年の挨拶を一緒に済ませるそうです。
【文例4】
新しい年が始まりました。今年はどんな年になるのでしょうね。そして、みなさんは今年をどんな一年にしたいですか。どんな小さなことでも大きな目標でもいいので、とにかくどんどん書き出してみましょう。その思いを自分の目にするところに書きとめておき、もし実現したら◎を、もう一歩というときには○というように振り返ってみるのはいかがでしょうか。自分の頑張りを文字や形にすることで、意欲がわき、達成感を得ることができますよ。
【文例5】
新年によく聞く言葉で「一年の計は元旦にあり」というのがありますね。実はこれには続きがあって、「一生の計は勤にあり。一家の計は身にあり。」となります。つまり、「一生の計画はきちんと仕事をすることで決まる。一家の将来は身の振り方で決まる」ということです。なんと一年限定ではなく、一生の道しるべとなる言葉だったのですね。これからは今年一年だけでなく、将来どのようにしていくかも考えると、さらによいと思います。
【文例6】
日本では昔から1月7日の朝に「七草粥」を食べる習慣がありますが、一年間を健康に過ごすための儀式という意味合いがあります。もともと古代中国での習慣だったのが、日本の「若草摘み」の風習と合わさって定着したといわれています。春の七草は「芹、薺、御形、繁縷、仏の座、菘、蘿蔔」の7種です。読みや姿はあえて説明しませんので、ぜひ自分で調べてください。七草粥をきっかけにバランスのよい食事を、今年一年心がけましょう。
【文例7】
新年になりました。みなさんの冬休みはいかがでしたか?
ご存じのとおり3学期は1月から3月までの期間ですが、1月は「行く」、2月は「逃げる」、3月は「去る」といわれています。
「1月」は正月や新年の挨拶回りに忙しい月で、「行ってしまう」ように過ぎ去ります。「2月」は基本28日までしかないので、余計に短く感じるでしょう。まさに「逃げる」が如しです。「3月」は年度末でとても忙しく、「去る」ように過ぎてしまうことをいうのでしょう。
このように1月から3月にかけての期間は、とても忙しい時期となります。「もっと時間がほしいのに、日がどんどん過ぎていく。待って欲しいのに行ってしまう」となってしまわないように、この機会に、3学期の大まかな計画を立てて、余裕をもった3学期を過ごすようにしてください。
【文例8】
ついに1月になりました。センター試験も目前に迫り、3年生は今、追い込みに入っています。みなさんも来年の今頃は、同様の状況になります。先輩たちの必死に頑張っている姿を目に焼きつけ、自らを奮い立たせる機会にしてください。
ご存じのとおりセンター試験はすべて「マークシート形式」で行われます。では、鉛筆を転がして運だけでも合格できるのでは、と考えたことはありますか? 調べたところ、2008年のセンター試験の英語が運だけで満点の取れる確率は、8112穣9638杼4146垓0668京1695兆7890億0514万4064分の1だそうです。これを見ても、いかにまぐれで合格することが難しいかわかりますね。
合格の栄冠は「運」ではなく「実力」で勝ち取るもの。今から、実力をつけるためにしっかりと計画を立てて勉学に励んでください。
(担任学研究会)