(連載コンテンツ)今日から始めるはがき新聞づくり

(5) こんなときはどうする? 困ったときの指導法(2015年8月公開)

今回はこれまでご説明してきた「はがき新聞づくり」のおさらいです。子どもたちに教える過程で生じる具体的な疑問について、Q&A形式でお答えしながら、あらためて「はがき新聞づくり」の指導ポイントや活用法を考えてみたいと思います。

Q1

小学校低学年の場合、はがき新聞用紙のマス目に入るような小さな字を書けない子どもはどう指導すればいいでしょうか。

A 用紙を拡大しましょう。

はがき新聞用紙をA4サイズに拡大してください。マス目を大きくすれば、それまで苦労していた子どもも書きやすくなります。できあがったら、はがきサイズに設定して印刷すればいいのです。

紙面が大きければ、絵や写真やグラフが入れやすくなるので、記事も充実します。ポイントは、はがきサイズに戻すと小さくなるので、絵柄は意識して大きめにすること。色塗りに時間を要しますが、はがきサイズで印刷したときは仕上がりもきれいです。

Q2

どれくらい時間がかかるのでしょうか。授業時間を多く割く余裕がありません。

A 45分間で仕上がります。

小学校低学年でも、慣れれば、プリントの時間まで入れて1単位時間(45分)で仕上げられます。そもそも紙面が小さく、あっという間に書き上がるのがはがき新聞のメリットです。

ただし、最初だけは時間を確保してください。全員いっしょに手順を確認しながら書き進めた場合、小学校低学年~中学年で3単位時間、小学校高学年~中高生で2単位時間が目安です。

Q3

文章を書くのが苦手な子どもはどう指導すべきでしょうか。

A 体験を思い出させる指導をしてください。

体験したことをいっしょに思い出す工夫をすることが大切です。

たとえば夏休みの出来事であれば、しおりに記録されたことを見ながら、子どもに質問してください。どんなことがあったのか、何を見たのか、だれと会ったのか、どんな話をしたのか、驚いたか、感動したか…。まずは音声言語で表現させるのです。それを文字に置き換えていくのはそれほど難しいことではありません。

班で伝えたい出来事や思い出を話し合わせるのもよいでしょう。はがき新聞を作成する前に、伝えたいことを整理できます。

それでもなかなか書けない子どもにはイラストや写真を大きくあしらい、文章は短めでもよいことを指導してください。

Q4

プリントアウトした「はがき新聞」の活用法を教えてください。

A 投函、交流、掲示…。活用法はさまざまです。

はがき新聞は特定の相手に送る場合と、複数の人と交流する場合があります。前者は投函したり、直接届けますが、後者の場合は交流活動に使うだけでなく、教室に掲示したり、ファイルしたりしてもよいでしょう。掲示する場合は、プライベートな内容が含まれることもあるため、事前に子どもたちにその旨を伝えてください。

掲示する際には、壁に直接貼るのではなく、はがきサイズの透明な袋を大きなラシャ紙や厚紙に貼り、各自の専用スペースとして自由に出し入れできるようにしておくと便利です。はがき新聞をより身近なものとして認識するようにもなります。

また、各教科で作成した場合などは評価の必要もあるので、印刷やコピー、スキャナーなどにより先生方が自分の手元に置いておくことをお勧めします。

(6)「見出しのつけ方」で表現力が伸びる に続く

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