財団だより

財団の活動内容の報告や、財団からのお知らせを掲載します。
理想はがき新聞の作品も掲載しています。

東日本大震災被災地の学校に教育図書の支援

●東日本大震災被災地の学校に教育図書の支援
石巻市など4市4町の小・中学校99校に教育図書、教材を寄贈。

すぐに必要とする図書、教材を
 東北地方を中心に大きな被害をもたらした東日本大震災。発生から1年6カ月あまりがたち、地震・津波による被害が甚大だった岩手、福島、宮城の3県でも復旧に向けた活動が進められています。
 理想教育財団では昨年度、被災地の学校が求めている図書、すぐに使いたい教材などの寄贈をすることとしました。各地の教育委員会と学校を訪ねてじかにご意見、ご要望をお聞きし、それに沿って図書を選定しましました。それらの図書の購入に際しても地元支援の思いを込めて地元の書店さんなどに依頼し、書店さんから各学校に納入していただくこととしました。
寄付や助成を受けて
 こうして、平成23年度には、岩手県陸前高田市、岩手県釜石市、岩手県大槌町、岩手県大船渡市の各教育委員会に、小学校34校、中学校23校を対象として図書、教材の寄贈を行いました。
 今年度は、宮城県では石巻市、女川町、気仙沼市、南三陸町の、また岩手県では宮古市、山田町、陸前高田市、大槌町の、それぞれの教育委員会に、小学校75校、中学校24校を対象として図書、教材の寄贈を行いました。
 なお、この東日本大震災被災校への特別支援事業に要する資金として、当財団の活動費からの支出とともに、当財団の関係各位並びに賛助会員各位に寄付をお願いし、平成23年12月20日、473の個人、法人から合計3,871,440円の寄付をいただきました。
 さらに今年度は、郵便事業株式会社より「東日本大震災の被災者救助・予防(復興)助成」として、500万円の助成を受けました。
 本事業は、今後も被災地の学校、教育委員会と話し合いを続け、図書寄贈を進めてまいります。

寄贈図書目録を囲んで石巻市教育委員会の境直彦教育長(中央左)と藤澤英昭理想教育財団理事(千葉大学名誉教授)。左端は酒井純司理想教育財団専務理事、右端は五十嵐秀隆事務局長。「明日が終業式というタイミングで、本を夏休み中に読めます。たいへんありがたいです」(及川さん)石巻市の寄贈式には地元河北新報社、石巻日日新聞などが取材に姿を見せました。

中央右が図書目録を手にする山田町教育委員会の岩船敏行教育長。中央左は菊池利博教育次長。左端は佐々木勝浩理想教育財団理事(国立科学博物館名誉館員)。「子どもたちは我慢を強いられています。しかし子どもたちの元気な声と笑顔が、復興の第一歩だと思います。そうした子供たちの育成のために、今回の支援は非常にありがたく感じています」(岩船さん)

 
第8回『プリントコミュニケーションひろば』最優秀賞の授賞式が行われる

最優秀賞『不撓不屈』は徹底した情報提供をめざして編集する「学校だより」

開かれた学校づくりを目標に
 第8回『プリントコミュニケーションひろば』で最優秀賞(理想教育財団賞)を受賞した学校だより『不撓不屈』(沖縄県浦添市立浦添中学校金城安正校長)への授賞式が同校で行われました。式には審査員を代表して冨安敬二立教大学文学部教授が理想教育財団酒井純司専務理事とともに列席しました。
制作者の金城安正先生は、
「本校は生徒数750名を超える学校で、信頼される開かれた学校づくりを目標に教育を展開しています。そのためには学校からの徹底した情報提供が欠かせません。通信はその大事なツールです。保護者の方々からも、学校だよりのおかげで学校や子どもの様子がよくわかると嬉しい声が届けられています。『不撓不屈』は日刊ですが、毎日、楽しみながら発行しています」
と語りました。
子どもたちにも原稿を依頼
 特筆すべきは、『不撓不屈』では、常に子どもと保護者を意識した情報提供をしていることです。とかく行事のお知らせなど一方的な情報提供になりがちな「学校だより」ではなく、金城校長先生が担任の先生を通じて子どもたちに「原稿の依頼書」を出し、子どもたちの生の声を掲載するなど、子どもたちを含めた学校全体で編集に関わっているのです。
金城先生の言葉にあるような、保護者から評価が高いのもうなずけます。いまでは子どもたちも原稿依頼されると、喜んで寄稿するようになっているとのことでした。
制作の特長は、ワープロでまとめた記事をきりばりし、印刷していること。沖縄県造形教育連盟会長を務める金城先生ならではの手づくり感が、通信を読みやすく、見やすくしています。読者の注意を引く巧みな制作技法に、同席した審査員でデザインが専門の冨安敬二立教大学教授も「さすがですね」と感心しきりでした。
 
金城安正校長を中心に冨安敬二立教大学教授と酒井純司理想教育財団専務理事(写真左)
浦添中学校で冨安立教大学教授と通信の役割について話す金城校長とPTAの皆さん。金城先生はPTA広報の指導もされているとのことです。(写真右)
 
東日本大震災被災地の学校に教育図書の支援(第2期)

●東日本大震災被災地の学校に教育図書の支援
岩手県大船渡市の小学校・中学校21校に寄贈。

 理想教育財団では、東日本大震災によって大きな被害を受けた、岩手、宮城、福島など被災地の学校の教育環境が少しでも改善されるよう、学校が真にほしい図書、すぐに使いたい教材などを支援しています。各地の教育委員会と学校を訪ね、じかに教育現場の要請をお聞きし、その要望に沿って図書を選定。当財団が地元支援の思いも込めて地元の書店さんなどから図書を購入し、書店さんなどから各学校に納入していただいています。
 昨年11月に岩手県陸前高田氏、釜石市、大槌町の教育委員会に教育図書を贈呈しましたが、今年2月16には岩手県大不意な都市教育委員会を訪れ、市内の小学校13校、中学校8校に対して教育図書を贈呈しました。大船渡市内の学校は、全壊が3校という被害を受けたとのことです。

大船渡教育委員会で。図書贈呈式の後、今野洋二教育長(中央左)と羽山明理想教育財団理事長(中央右)。左は近江信敏大船渡市教育委員会学校教育課係長、右は五十嵐秀隆理想教育財団事務局長

平成23年3月11日の被災当日、今野教育長は市議会開会中に地震に襲われたと言います。「床が抜けそうなほどの激しい揺れで、たいへん大きな津波の来襲を予想させた」と語ります。

教育委員会には、全国の小・中学校から激励のメッセージが寄せられていました
 
「授業づくりワークショップin大阪」で、はがき新聞の実践授業を展開
 2月25日、大阪市天満研修センターにて、多くの教育関係者が集まる中「授業づくりワークショップin大阪」 (主催:日本教育新聞社、協賛:当財団など)が開催されました。 特別講座やさまざまな参加型のワークショップが繰り広げられましたが、 その中の一つ、「言語活動を意識した授業づくりワークショップ」では、 群馬県立桐生市立境野中学校教諭の宮前嘉則先生を講師に迎え 「各教科での言語活動の充実に向けて~『はがき新聞』を活用した実践とは~」をテーマに、 はがき新聞の実践授業が行われました。
 具体的には、はがき新聞の内容などについて講義形式での紹介があった後、参加者ははがき新聞の作成を体験。 その後、完成した新聞をもとに参加者同士で交流しながら、実際のはがき新聞の強化法、各教科での取り上げ方などを具体的に学びました。

 
 
「東日本大震災被災校への特別支援事業」・寄附金に関するご報告
 昨年10月、東日本大震災被災校に、先生方が希望される図書を寄贈しようとの趣旨で 皆様にご寄附をお願い申し上げたところ、多くの方々からご寄附を賜りました。
 受付期間を12月20日までとしていたのですが、その後もお問い合せが続き、 都度ご寄附の受付をさせていただきました。
 ようやく最終の集計がまとまりましたので、この事業に関するご寄附について 下記のとおりご報告申し上げます。
 皆様のご厚志にあらためて御礼申し上げます。

 1. ご寄附くださった個人、法人等の数:471件
 2. 寄附金の合計額:3,867,440円
 3. 寄附金の使途
① 岩手県の大船渡市立小中学校22校に対して図書、教材等640セットの寄贈を進めています。 2月中には納品が完了する予定です。この寄贈に図書、教材等の購入代金として2,219,817円、 使用させていただきます。
② 皆様からの寄附金は、特定資産に計上いたします。
残額1,647,623円についても来期(本年4月以降)その全額をこの被災校への特別支援事業として、 図書、教材等を購入する代金に使用させていただくこととし、当財団が責任を持って現地にお届けいたします。

以上

 【訂正】
集計終了後に追加の寄附を頂戴したことと、大船渡市小中学校に寄贈する図書に品切れによる調達不能が若干発生したことで、公表しておりました数値に変動が生じました。
訂正させていただきます。
 平成24年3月14日
 1. ご寄附いただいた個人、法人等の数:473件
 2. 寄附金の合計額:3,871,440円
 3. ①大船渡市立小中学校へ寄贈した図書・教材等の購入代金2,214,042円
   ②寄附金の残額1,657,398円

以上

 
東日本大震災被災地の学校に教育図書の支援を行います

●東日本大震災被災地の学校に教育図書の支援
第1期として岩手県下36校に1700冊余を寄贈。

津波で教育図書が流失
 平成23年3月11日に発生した東日本大震災により、岩手・宮城・福島の3県では使用不能となった学校が200校を上回るといわれています。
 被災後10か月近くがたち、官民挙げての復興への取り組みによって次第に被災地も落ち着きを取り戻し、少しずつ前進しつつあります。仮設住宅の建設とともに避難所となっていた学校から被災者の方々の移住が進み、多くの校舎が授業に使えるまでになっています。
これらの学校では、授業を進めるうえで必要な教育図書(参考教材を含む)が津波によって流失、散逸し、非常に困っているとの情報が寄せられております。そこで当財団では、被災地の学校の教育環境が少しでも改善されるよう、教育図書の支援を行うこととしました。
継続して被災地に図書寄贈を
 この図書支援は、大震災による突発的な不足を補うためのものですから、学校が真に欲しい図書、すぐに使いたい教材などを提供するものでなくてはなりません。被災直後からに、多くの図書が支援団体から現地に送られましたが、必ずしも学校が必要とする図書ではないことが多く、善意の擦れ違いと言ってもよい状況が諸所で見られたようです。
 当財団ではこれを教訓とし、各地教育委員会と学校を訪問して教育現場の要請をお聞きし、喫緊の要望に沿って、可能な限り多くの図書を寄贈することにしました。それらの図書については地元支援の思いも込め、当財団が地元の書店さんより購入し、書店さんに各学校へ納入していただくこととしました。
 こうして、教育図書支援の第1期として11月7日に岩手県陸前高田市、16日に岩手県釜石市、17日に岩手県上閉伊郡大槌町のそれぞれ教育委員会を訪れ、小学校21校、中学校15校の計36校を対象として教育図書(目録)を贈呈しました。
 このような経緯で行われた教育図書の支援事業ですので、各学校から要望のあった図書、参考教材は広範な分野になります。全集からすぐに使えるプリント教材、読み物などバラエティのあるものとなり、総冊数は1700冊余りとなりました。
 図書支援第2期は、平成24年3月実施を計画していますが、今後2年間をめどとして、被災地の学校への教育図書寄贈を続けていく予定です。
陸前高田市教育委員会で。寄贈図書目録を金賢治教育次長(右から2人目)に手渡す藤澤英昭理想教育財団理事(千葉大学名誉教授=左から2人目)、右端は指導主事三浦紀久果さん、左端は酒井理想教育財団専務理事。
 

釜石市教育委員会で。目録を手にする右から川崎一弘教育長と佐々木勝浩理想教育財団理事(国立科学博物館名誉館員)、酒井専務理事。この後、学校の実情について詳しく話す菊池郁夫教育次長、川崎教育長、村井大司総務学事課課長(左から)。
 

大槌町教育委員会で。目録を囲む伊藤正治教育長(中央右)、佐藤達哉教育次長(右から2人目)と佐々木理事(中央左)。当財団から酒井専務理事、河合伸雄理事、五十嵐秀隆事務局長が参列。伊藤教育長は市役所2階で執務中に津波に襲われ、天井と波の間に挟まれながら九死に一生を得た経験を話してくれました。
 

被災地では多くの学校が地震と津波に襲われました(写真は、火災にも見舞われた大槌小学校)。

 
「エデュコミュニケーション21 教育フォーラムin品川」で
「はがき新聞のセミナー」を開催、好評でした。
1月22日(土)に品川区立小中一貫校荏原平塚学園で開催された「教育フォーラム In品川」で「思考力・判断力・表現力を高める授業づくりのヒント ~『はがき新聞』を活用し、授業に一工夫~」をテーマとしたセミナーを開催しました。
多くの先生方にご参加いただき、桐生市立境野中学校の宮前嘉則先生の熱の入った講義が大好評でした。
 
 
平成24年度 実施事業概要
【A】調査・研究事業
A-1 学校情報伝達システムの調査・研究
  1. 仙台市八乙女中学校区の合同研修会に、講師として田中博之先生(早稲田大学教職大学院教授)を派遣した。
    講演テーマ:「フィンランドメソッドによる言語力の育成」 
    参加者:100名 (7月13日)
  2. 倉敷市立琴浦南小学校で開催した児島地区小中学校の教師を対象にした研修会に、講師として吉成勝好先生を派遣した。
    テーマ:「通信づくりのための研修会」 
    参加者:30名 (7月25日)
  3. 多賀城市教育委員会主催の平成24年度初任者・講師等対象研修会に、講師として柵木弓先生を派遣した。
    テーマ:「学級通信のつくりかたと活用について」 
    参加者:23名 (8月10日)
  4. 京都市小学校長会左京北支部夏季研修会に、講師として田中博之先生を派遣した。
    講演テーマ:「学級力が育つワークショップ学習」 
    参加者:50名 (8月20日)
  5. 京都市安祥寺中学校区小学校合同夏季研修会に、講師として田中博之先生を派遣した。
    講演テーマ:「活用型学力を育む授業づくりと学級づくり」 
    参加者:79名 (8月21日)
  6. 京都市小学校教育研究会の青年教員・幹事研修会に、講師として田中博之先生を派遣した。
    講演テーマ:「子どもの総合力を育てる学力調査を利用した授業づくり」 
    参加者:180名 (9月14日)
  7. 広島市教育センター主催の土曜特別セミナーに、講師として田中博之先生を派遣した。 
    講演テーマ:「明日の授業からすぐ使える!子どもの心をつなぐ新しい学級づくり」 
    参加者:80名 (9月15日)
  8. 東洋大学の教職実践演習に、講師として吉成勝好先生を派遣した。
    テーマ:「学級通信づくり講座」 
    受講者 文学部教育学科4年生46名 (10月22日、29日)
  9. 京都市教育委員会他主催のNIE実践教育研修会に、講師として田中博之先生を派遣した。
    講演テーマ:「言葉の力を育てる活用学習~新聞づくりを通して~」 
    参加者:40名 (10月26日)
  10. 広島市立五日市南中学校の校内研修会に、講師として田中博之先生を派遣した。
    講演テーマ:「学級力を育成するための学級経営のあり方」 
    参加者:35名(1月9日)
  11. KOCHI総合的な学習研究会主催のKOCHI総合セミナーに、講師として田中博之先生を派遣した。
    講演テーマ:「学級力を育てる学級経営と学力向上」 
    会場:高知市立江ノ口小学校 
    参加者:教育関係者30名 (3月9日)

A-2 教師による自作教材の調査・研究

A-3 児童・生徒による創作表現活動の調査・研究

「はがき新聞の教育効果に関する調査・研究」
新今年度の実践申込校は95校となり、その実践研究の成果の一部は実践レポートとして「季刊理想」へ掲載した。

<主な活動内容>

  1. はがき新聞研究会
    研究会報告書①「はがき新聞を使った授業づくり-その教育効果と授業実践例-」を刊行し、実践研究校他に配布した。 また、朝日新聞社が運営するウェブサイト「朝日Teachers′メール」に、はがき新聞づくりの教育効果や実践例を紹介するコーナーを設置してもらい、だれでも閲覧できるようにした。毎月のコンテンツをはがき新聞研究会の先生方に寄稿してもらった。
  2. 平成24度特別助成を実施
    1. はがき新聞の校内掲示用レイアウト用紙(B2サイズ)の助成
    2. PC用新聞作成用ソフト(お試し版)の無償提供
  3. 「学級力向上研究会」への研究委託 (主催:早稲田大学教職大学院教授 田中博之)
    研究テーマ:子どもが学級新聞とはがき新聞を通して学級力向上プロセスを報告する授業方法の解明
    研究目的:小中学校における学級経営の新しい方法として、児童が自らの学級力向上の取組みについて、学級新聞及びはがき新聞を作成・発行する力を育てる授業のあり方を明らかにすることをねらいとする。
    <第1回発表会> 11月3日 新大阪ビル会議室
    発表者 豊中市立中豊島小学校 蛯谷みさ先生、堺市立浜寺小学校 森﨑章代先生他
    <第2回発表会> 3月2日 新大阪ビル会議室
    発表者 豊中市立中豊島小学校 蛯谷みさ先生、福岡市立原西小学校 岩下涼子先生、尾張旭市立東中学校 村瀬琢也先生、同 彦田泰輔先生、堺市立浜寺小学校 森﨑章代先生
  4. その他
    1. 京都市小学校NIE実践研究会と京都市中学校新聞教育・NIE研究会共催の研修会に、講師として宮前嘉則先生を派遣した。
      内容:「各教科における言語活動の充実に向けて-はがき新聞の具体的な活用場面を考える-」
      参加者:25名 (5月25日)
    2. 千葉県市川市新聞研究会の実践発表会で塩焼小学校山田先生のはがき新聞の実践発表を支援した。
      参加者:20名 (6月13日)
    3. 広島市教育センター主催の6年次教員研修に、講師として吉成勝好先生を派遣した。
      内容:「はがき新聞を使った授業づくり」
      参加者:88名 (7月24日)
    4. 大阪府小学校国語科教育研究会が開催したはがき新聞講習会を支援した。
      堺市立竹城台小学校徳永加代先生の講師で、はがき新聞づくりを通し思考力・判断力・表現力を高める国語科学習指導の実践例報告とワークショップを開催した。
      参加者:50名 (9月4日)
    5. 大阪市第8ブロック国語科研究会(主催:天王寺地区中学校国語科研究会)にて、はがき新聞づくりの実践を支援した。
      テーマ:「読書のすすめ」
      参加者:20名 (9月6日)
    6. 京都古文化保存協会他主催「第50回小中学生記者の文化財取材コンクール」(北野天満宮)を後援した。
      はがき新聞部門で理想教育財団賞を授与した。(11月3日~11日)
    7. 熊本日日新聞社「第2回楽しく作ろう夏休みはがき新聞コンクール」を支援した。
      表彰式:熊本日日新聞社本社ホール
      出席者:200名 (10月6日) 
    8. 埼玉県鴻巣市立赤見台第一小学校の校内研修会ではがき新聞づくり講習会を開催、講師として小谷野弘子先生を派遣した。
      参加者:20名 (1月17日)
    9. 西九州大学のはがき新聞づくり講習を支援した。
      「今年度の授業を振り返り、感じたことをはがき新聞にまとめる」本製作は、筆まめ社の新聞ソフトを使いPCで作成した。
      受講者:こども学部 90名
    10. 熊本大学教育学部情報教育研究会主催(日本教育新聞社企画)の「コミュニケーションワークショップ」においてはがき新聞ワークショップを開催、講師として宮前義則先生を派遣した。
      参加者:30名 (1月26日)
    11. 大阪総合保育大学のはがき新聞づくり講習を支援した。
      テーマ:「国語科授業を振り返り、論理的文章の書き方をはがき新聞形式で作成する」
      受講者:140名 (1月28日)
【B】情報提供事業
  • B-1 教育関連出版物の刊行
  • B-2 研究情報誌の発行
  • B-3 ホームページの運用
【C】助成・顕彰事業
  • C-1 後援・支援の事業
    • 書教育推進策として、「書家指導による自由書制作出前授業」を実施し支援した。
      出前授業の実施校
      東京都北区立
      東十条小学校
      6年生 62名6月9日
      東京都東村山市立
      回田小学校
      6年生 60名7月17日
      東京都武蔵村山市立
      第五中学校
      1年から3年の
      希望者30名
      6月30日
    • 兵庫県西宮市越木岩公民館主催の「夏休みこども科学教室」において、自由書制作の授業としてオリジナルエコバック作りを支援した。
      受講者:20名 (7月28日)
    • 日中国交40周年記念事業 特別展「日中友好書画展」に協力参加した。(主催事務局:(株)書道芸術社、後援:外務省・観光庁・中国駐日大使館文化部)
      会場:日中友好会館美術館ホール(8月17日)。
    • 第20回臨書と自由書作品コンクール(主催:児童の書を考える会 代表 髙橋里江)を共催した。
      展覧会を9月12日から17日まで、東京芸術劇場(東京豊島区)ギャラリーで開催した。(後援:東京都教育委員会 協力:中越パルプ工業株式会社)
      コンクールの応募数は397作品で、大賞1、準大賞1、東京都教育委員会賞5、理想教育財団賞12、他各賞を展示した。表彰を16日(日)に会場にて実施した。期間中の来場者は853名。
    • 広島市「文化の祭典」(広島市教育委員会主催)を後援した。
  • C-2 新聞教育の普及・振興

    • 第55回全国新聞教育研究大会 十勝帯広大会(主催:全国新聞教育研究協議会他)を後援した。
      会場:とかちプラザ 
      参加者:約200名 (8月3日~4日)
      大会主題:「新たな教育課程を創造する新聞教育~思考力・判断力・表現力を育成する授業づくり~」
      初日、帯広市立啓西小学校2年生(講師:森谷栄介先生)のはがき新聞づくりの公開授業と、二日目の研究分科会にて「小学校新聞づくり」の部において、池田圭子先生(音更町立下士幌小学校)からはがき新聞授業の研究報告がされた。
    • 第62回全国小中学校・PTA新聞コンクール(主催毎日新聞社・全国新聞教育研究協議会)を後援した。
      表彰式は3月2日毎日新聞社ホールにて開催され、理想教育財団賞を市川市立百合台小学校6年2組と東京都足立区立青井中学校3年に授与した。
    • 地域の活動支援
      1. 岩手県山田町立大沢小学校の学校新聞「海よ光れ」が全国コンクールで最優秀賞を受賞し、記念誌としての新聞集の製作を支援した。(5月21日)
      2. 第46回神奈川学校新聞まめ記者講習会を支援した。テーマ「新聞づくりを通して、こども達の創造性を高め、他校の仲間との交流を図る」  参加者 神奈川県・東京都私立小学校139名 教師27名 合計166名 会場:埼玉県秩父市 ホテル美やま (8月7日~10日)
      3. 堺市教育センター主催の「新聞を活用した国語科授業の進め方とはがき新聞の実践」講習会を支援した。 参加者60名 (8月29日)
      4. 市川市新聞研究会の授業研究会を支援した。 参加者25名 (1月9日)
      5. 東京都大田区立中学校新聞コンクールを支援した。 (表彰式2月5日)
      6. 第47回北九州市小・中・特別支援学校・PTA新聞コンクール(主催:毎日新聞社・北九州市新聞教育研究会)を後援した。理想教育財団賞の授与と広告掲載を実施した。参加者300名 (2月16日)
      7. 第39回東京都小中学校新聞コンクールを支援した。 参加者120名(表彰式2月23日)
  • C-3 日本人学校等への支援・助成
    海外日本人学校等への児童図書寄贈
    海外日本人学校(補習授業校を含む)10校に対し日本の図書を寄贈した。
    寄贈先
    コロンボ(スリランカ)・杭州(中国)・台中(台湾)・ボゴタ(コロンビア)・アグアスカリエンテス(メキシコ)・補習授業校は、ミネソタ(米国)・モントリオール(カナダ)・ヨークシャーハンバーサイト(英国)・レンヌ(フランス)・ダルエスサラーム(タンザニア)

  • C-4 コンクールの開催・顕彰
    第8回「プリントコミュニケーションひろば」は、一次審査会4月14日(小学校の部)、4月28日(中学校・高校の部)を経て、5月18日に最終審査会を開催した。 最優秀賞・理想教育財団賞に沖縄県浦添市立浦添中学校 金城安正先生の学校だより「不撓不屈」を選定。7月4日浦添中学校を訪問し授与式を挙行した。

  • C-5 東日本大震災被災校への特別支援事業
    平成23年3月11日発生した東日本大震災によって被災した岩手県・宮城県の被災地教育委員会を窓口にして被災地の学校99校に対し希望図書・教材を寄贈した。

    寄贈先及び寄贈式の開催日

    1. 岩手県宮古市教育委員会   7月30日開催(小学校12校 中学校6校 計18校)
    2. 岩手県山田町教育委員会   7月30日開催(小学校 9校 中学校2校 計11校)
    3. 岩手県陸前高田市教育委員会 8月22日開催(小学校 9校 中学校6校 計15校)
    4. 岩手県大槌町教育委員会   8月22日開催(小学校 5校 中学校2校 計7校)
    5. 宮城県気仙沼市教育委員会  7月20日開催 (小学校20校 計20校)
    6. 宮城県石巻市教育委員会   7月19日開催(小学校12校 中学校3校 計15校)
    7. 宮城県南三陸町教育委員会  7月20日開催(小学校 5校 中学校3校 計8校)
    8. 宮城県女川町教育委員会   7月19日開催(小学校 3校 中学校2校 計5校)
はがき新聞の教育効果に関する研究関連機器材助成先一覧
 都道府県学校名時期
1北海道鹿追町立瓜幕中学校9月6日
2 北海道 北斗市立上磯中学校 11月8日
3 北海道 幕別町立明倫小学校 8月20日
4 岩手県 一関市立一関中学校 6月4日
5 岩手県 釜石市立釜石小学校 4月16日
6 岩手県 釜石市立釜石東中学校 9月27日
7 岩手県 宮古市立亀岳小学校 4月16日
8 宮城県 仙台市立黒松小学校 7月31日
9 宮城県 仙台市立長町南小学校 4月1日
10 宮城県 仙台市立宮城野小学校 10月19日
11 宮城県 登米市立東郷小学校 10月12日
12 群馬県 太田市立旭小学校 5月30日
13 群馬県 太田市立中央小学校 8月2日
14 群馬県 太田市立南小学校 8月20日
15 群馬県 桐生市立西小学校 8月27日
16 群馬県 桐生市立境野小学校 7月12日
17 群馬県 桐生市立桜木小学校 11月8日
18 群馬県 高崎市立群馬中央中学校 4月23日
19 群馬県 みどり市立大間々東中学校 5月21日
20 群馬県 みどり市立笠懸中学校 5月25日
21 埼玉県 鴻巣市立赤見台第一小学校 11月12日
22 埼玉県 さいたま市立大宮西中学校 12月11日
23 千葉県 市川市立大和田小学校 11月20日
24 千葉県 市川市立菅野小学校 7月3日
25 千葉県 市川市立中山小学校 10月11日
26 千葉県 市川市立宮久保小学校 10月16日
27 千葉県 勝浦市立豊浜小学校 10月16日
28 千葉県 千葉市立花園中学校 7月24日
29 東京都 荒川区立第三中学校 5月15日
30 東京都 稲城市立稲城第四中学校 6月8日
31 東京都 江戸川区立瑞江第二中学校 9月4日
32 東京都 新宿区立西早稲田中学校 4月16日
33 東京都 八王子市立横川中学校 2月2日
34 東京都 町田市立南成瀬中学校 2月26日
35 東京都 町田市立山崎中学校 1月7日
36 東京都 港区立御成門小学校 12月18日
37 東京都 武蔵村山市立第五中学校 3月12日
38 東京都 目黒区立第十中学校 11月27日
39 神奈川県 川崎市立南菅小学校 2月27日
40 神奈川県 横浜市立東山田中学校 7月24日
41 神奈川県 横浜市立日吉台西中学校 7月3日
42 神奈川県 横浜市立領家中学校 7月3日
43 富山県 富山市立大広田小学校 4月2日
44 福井県 勝山市立勝山北部中学校 11月30日
45 長野県 茅野市立永明小学校 6月22日
46 静岡県 磐田市立長野小学校 6月4日
47 静岡県 富士市立天間小学校 9月30日
48 京都府 京都市立安祥寺中学校 7月3日
49 京都府 京都市立市原野小学校 12月18日
50 京都府 京都市立岩倉北小学校 1月25日
51 京都府 京都市立音羽川小学校 5月30日
52 京都府 京都市立開晴小学校 11月20日
53 京都府 京都市立衣笠中学校 11月12日
54 京都府 京都市立砂川小学校 4月27日
55 京都府 京都市立七条第三小学校 6月4日
56 京都府 京都市立藤城小学校 1月16日
57 京都府 京都市立松ヶ崎小学校 1月16日
58 京都府 長岡京市立長岡第八小学校 4月13日
59 大阪府 泉佐野市立第三小学校 5月24日
60 大阪府 和泉市立幸小学校 8月2日
61 大阪府 大阪市立三稜中学校 9月14日
62 大阪府 大阪市立田辺小学校 4月20日
63 大阪府 大阪市立鶴見南小学校 4月20日
64 大阪府 大阪市立松虫中学校 12月4日
65 大阪府 大阪総合保育大学 12月13日
66 大阪府 堺市立英彰小学校 9月12日
67 大阪府 堺市立宮園小学校 9月7日
68 大阪府 帝塚山学院中学校高等学校 5月7日
69 兵庫県 尼崎市立啓明中学校 6月11日
70 兵庫県 猪名川町立猪名川小学校 9月14日
71 兵庫県 佐用町立徳久小学校 10月12日
72 兵庫県 宝塚市立宝塚第一中学校 3月12日
73 兵庫県 たつの市立小宅小学校 5月24日
74 奈良県 奈良市立飛鳥小学校 2月4日
75 奈良県 奈良市立田原小・中学校 5月15日
76 鳥取県 米子市立尚徳小学校 4月27日
77 島根県 大田市立北三瓶小学校 11月19日
78 広島県 広島市立五日市南中学校 2月23日
79 広島県 広島市立牛田中学校 8月23日
80 広島県 広島市立己斐上中学校 4月20日
81 広島県 広島市立亀崎中学校 1月11日
82 広島県 広島市立観音中学校 4月20日
83 広島県 広島市立庚午中学校 8月27日
84 広島県 広島市立砂谷中学校 4月1日
85 広島県 広島市立日浦中学校 5月21日
86 広島県 広島市立広瀬小学校 6月26日
87 広島県 広島市立湯来中学校 5月2日
88 広島県 福山市立宜山小学校 6月27日
89 高知県 高知市立一宮中学校 5月10日
90 高知県 高知市立城北中学校 4月9日
91 高知県 土佐清水市立下川口中学校 4月27日
92 福岡県 福岡市立原西小学校 11月1日
93 熊本県 菊池市立菊池南中学校 2月4日
94 熊本県 山鹿市立鹿北中学校 3月12日
95 沖縄県 浦添市立浦添中学校 7月11日

*助成機器材
 カラープリンター(インクジェット複合機)、はがき新聞原稿用紙、印刷用紙、その他消耗品

◇はがき新聞原稿用紙助成
 計335校

海外日本人学校等への児童図書寄贈先一覧
  国名 学校名 冊数 時期
1 メキシコ アグアスカリエンテス日本人学校 46冊 7月
2 台湾 台中日本人学校 46冊 7月
3 中国 杭州日本人学校 46冊 7月
4 フランス レンヌ補習授業校 46冊 7月
5 イギリス ヨークシャーハンバーサイド日本語学校 46冊 7月
6 カナダ モントリオール補習授業校 46冊 7月
7 コロンビア ボゴタ日本人学校 46冊 7月
8 アメリカ ミネソタ日本語補習授業校 46冊 7月
9 タンザニア ダルエスサラーム日本語補習校 46冊 7月
10 スリランカ コロンボ日本人学校 46冊 7月
 
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