「グラフ」はひと目で調査の結果や現象の傾向・分布を伝えることができ、通信でも大いに活用したい視覚表現のひとつです。しかし単に見せるだけでなく、ひと工夫がほしいところ。どうすれば、より分かりやすいグラフになるかを考えてみます。
![特に伝えたいデータ部分を強調する](img/tushin/layout_75.gif)
グラフの解説文(本文記事)には当然、強調したい点の解説が入るはずですが、グラフにもアクセントを入れたいものです。「この点に注目してほしい」という部分を、さまざまな加工処理によって強調します。
・吹き出しや矢印で示す。
(例:「この点に注目! 本文注1を参照」と文言を入れて吹き出し、あるいは矢印で指し示す)
![](img/tushin/layout_71.gif)
・色を変える。
(単色の場合には、その項目だけにアミを入れたり、模様をつける)
![](img/tushin/layout_72.gif)
![実際の数値とともに、目標値や予想(期待値)などを入れてメッセージ性を高める](img/tushin/layout_76.gif)
多項目の比較などをする棒グラフや、時間などの経過推移を見る折れ線グラフなどで、「こうなるだろう」「ここまで行ってほしい」という予想や目標の数値を示します。
![](img/tushin/layout_73.gif)
![平均値を入れて、全体から見たそれぞれの位置をはっきりさせる](img/tushin/layout_77.gif)
グラフのデータの羅列からだけでは分かりづらい子どもたち個々の位置を、平均値を入れることで読み取れるようにします。
![](img/tushin/layout_74.gif)
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