財団設立30周年記念講演会「清水のこころ」

講師:森清顕(もりせいげん)先生
●2014年8月23日:東京・有楽町マリオン「有楽町朝日ホール」

 理想科学工業株式会社の創業者である羽山昇が「学校の先生方のためになることをしたい」と、1976年に任意団体「リソー学習指導方法研究会」、「理想教育振興会」を設立し、そこから当財団はスタートしました。84年12月に財団法人の認可を得て「財団法人理想科学工業教育財団」(96年に財団法人理想教育財団と改称)として新たに出発し、2000年に羽山昇から羽山明が理事長を引き継ぎ、本年12月で創立30周年を迎えることになりました。

 当財団では30周年を記念し、北法相宗清水寺執事補・森清顕先生を講師にお迎えして、講演会「清水のこころ」を開催しました。来場された方には、文部科学大臣・下村博文氏をはじめ、当財団の理念に賛同していただいた方々からの祝辞を掲載した設立30周年記念誌「設立30周年の歩み」などの記念品を配布いたしました。

 演壇後方に展示された題字「清水のこころ」は、羽山理事長、酒井純司専務理事、五十嵐秀隆事務局長の揮毫によるもので、参加者は迫力満点の文字に見入っていました。

 京都の清水寺は修学旅行で訪れる人をはじめ、多くの観光客に親しまれている古刹です。

 森先生の父は「今年の漢字」で知られる森清範貫主。講演会では、清水寺で生まれ育った森先生の生い立ち、清水寺の起源から始まり、本尊守護の二十八部衆や清水観音、こんこんと流れ出る音羽の滝にまつわるエピソードをユーモアを交えてお話していただきました。

 後半は日常の何気ない風景や会話を通じて、そこに息づく命や人のつながりについて講演。また、友だちが誤って深い穴に落ちてしまい、学校の先生に助けを求めた少女の言葉を例に、他人の気持ちや立場になって考えることの大切さを説き、参加者は森先生の講話を熱心に聴き入っていました。

 講演会後の懇親会では、財団設立当時の理事であり、元理想科学工業教育財団常務理事の齋藤愼一氏が乾杯のあいさつ。設立当初の苦労や思い出を語り、30周年を祝福しました。参加者はその歴史を振り返りながら、親睦のひと時を過ごしました。