ブックタイトル季刊理想 Vol.129

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概要

季刊理想 Vol.129

 8月19日、「第9回理想教育財団教育フォーラム」が大阪府立国際会議場(大阪市)にて開催され、全国から256名の教育関係者が参加しました。 同フォーラムでは、特別講演として文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官の浅見哲也先生から道徳科の概要や評価のあり方などが示されたほか、基調提案、シンポジウム、質疑応答の各種プログラムを通じて、学級づくりの視点を生かした道徳科の具体的な授業提案、実践例の報告などがありました。ここではその模様をご紹介します。道徳科に求められる評価 浅見先生はまず、道徳の教科化に伴って、変わること、変わらないこと、求められていることの内容を示した上で、「道徳科を要とした道徳教育」「新学習指導要領の趣旨」「主体的・対話的で深い学び―『考え、議論する道徳』の実現―」「道徳科に求められる評価」について講演されました。ここでは「道徳科に求められる評価」を中心に、その内容を要約してご紹介します。「道徳教育」だからできる道徳性の評価 道徳教育および道徳科の目標は道徳性を養うことにあります。だからこそ授業でどれだけ道徳性が養われたか、先生方も評価したくなると思います。例えば「誰々さんは思いやりがあって友だちに優しい」「誰々君は最後まであきらめずに努力できる」と評価する。これはすべて道徳性の評価です。従来から、先生方はこのような評価をされてきたと思います。 しかし、こうした道徳性の評価は、道徳の授業で行っていましたか。違いますよね。全教育活動を第9回理想教育財団教育フォーラムが開催ー考え、議論する道徳科を創るー  道徳教育と学級づくりの連携に向けて特別講演学習指導要領改訂の要点 ―特別の教科 道徳の実施に向けて―講師 文部科学省初等中等教育局教育課程課   教科調査官(道徳) 浅見 哲也先生季刊理想 2018秋号 ◆ 34