ブックタイトル季刊理想 Vol.121
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季刊理想 Vol.121
TOPICS 8月1日(月)・2日(火)、第59回全国新聞教育研究大会(全国学校新聞指導者講習会)茨城大会が、茨城県立県民文化センター、ホテルレイクビュー水戸を会場に開催されました(主催:全国新聞教育研究協議会、茨城県新聞教育研究会。共催:茨城新聞社)。 全国の学校関係者を中心に約300人が参加する中、2日間にわたってシンポジウムや研究分科会、さらには公開授業、研究協議会等が行われました。新聞教育でアクティブ・ラーニングを推進 今大会の主題は「アクティブ・ラーニングを推進する新聞教育~新聞教育の日常化を通して~」。新聞教育がこれまで蓄積してきたノウハウを活かすことが、効果的なアクティブ・ラーニングの実践につながるとの考え方を背景に企画されました。 8月1日ははじめに文化センター小ホールにおいて開会式が行われた後、「アクティブ・ラーニングを推進する新聞教育の在り方」をテーマにシンポジウムが開催されました。 進行役を高橋俊英先生(茨城県新聞教育研究会副会長・県立総和工業高等学校長)、シンポジストを藤井千春先生(早稲田大学教授・茨城県NIE推進協議会長)、紫原宏一先生(茨城大学教授・筑波学院大学教育アドバイザー)、宮前嘉則先生(桐生市新聞教育研究部事務局長・桐生市立清流中学校教諭)、橋本亜左子先生(茨城県新聞教育研究会幹事・水戸市立緑岡中学校教諭)が務める中、新聞教育を日常的に用いることの教育的な効果、教材としての新聞の可能性、さらには中学校で実施されている新聞教育の実践事例などの発表や意見交換がありました。はがき新聞のワークショップも実施 その後は会場を変えて「新聞づくり(小学校)」「新聞づくり(中・高校)」「新聞活用(小学校)」「新聞活用(中・高校)」「NIEの日常化」「PTA広報紙講習会」の6つの研究分科会が行われました。 そのうち、「新聞づくり(小学校)」では、茨城県神栖市立太田小学校幡明枝先生と群馬県桐生市立清流中学校の宮前嘉則先生が「はがき新聞の特性と制作のポイント~『自己紹介新聞』の制作を通して~」をテーマにワークショップを行いました。 まずは幡先生が新聞教育の価値、はがき新聞の内容、コンパクトに書く利点を分かりやすく説明しました。その上で、宮前先生が示す基本的な手順に沿いながら、参加者は、割り付け、記事の内第59回全国新聞教育研究大会(全国学校新聞指導者講習会)茨城大会が開催される「アクティブ・ラーニングを推進する新聞教育~新聞教育の日常化を通して~」がテーマ研究分科会ではがき新聞の説明をする宮前嘉則先生容の考案、下書き、仕上げと、はがき新聞を実際に作成しました。その後、授業で取り入れる際のポイント、さまざまな実践の可能性なども確認しました。 翌8月2日は土屋嗣先生(水戸市立渡里小学校教諭)による小学校6年生の道徳「自分を高め、よりよく生きる 『理解』から『納得』へ~新聞の投書欄等を活用して~」、島田宝志先生(筑西市立明野中学校教諭)による中学校2年生の社会科「茨城の農業を考えよう 記事を根拠にTPPを考える」の公開授業などが実施されました。6 ◆ 季刊理想 2016 秋号