ブックタイトル季刊理想 Vol.119
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季刊理想 Vol.119
東日本本大震災被災地の学校に教育図書書・・教教材材をを寄寄贈贈ンゴ用紙(9マス)に書き出します。その後、グループ内の相手(1対1)と、互いに書き入れた内容をビンゴゲーム方式で言い合うゲームです。参加者からは、「自分のよいところを書くのは照れくさかったけど、子どもが言ってくれたことを思い出しながら書いてみた。仲間と話し合う中で、いろいろなことに気づくことができた」との感想が聞かれました。見方を転換することが大事 また、グループで話し合いながら問題を解く「さんれもの冒険」(意志決定スキル・問題解決スキル)も大いに盛り上がりました。これは1人ずつ情報カードを読んでいき、犬(さんれも)がどんなものに出合ったのか、ルートマップに絵カードを並べていくゲームです。「リーダーシップがあるグループは進行がスピーディ。みんなでわいわい話し合いながら問題を解決する中で、コミュニケーションの力を実感できた」と話す参加者もいました。 ワークショップの最後に行われた、相手の特徴をさまざまなもの(色、花、動物、食べ物など)にたとえて、その人の印象を書いたカードをプレゼントし合うプログラム「イメージカードプレゼント」(自己認知スキル・他者理解スキル)も参加者から大きな反響がありました。「自分が知らない一面を人から指摘されてうれしかった。すごくいい気分です」「これまで短所だと思っていたことが実は長所だと分かった。親も含めて、子どもの短所に目が行きがちだけど、見方を転換することの大切さを理解できた」との感想も寄せられました。 研究会の発足当初に比べて、近年は格差の拡大が顕在化するなど、社会環境も大きく変化する中で、セルフエスティームの重要性がいよいよ増してきているのも事実。同研究会では今後も、生きる力を子どもたちに育むために、ライフスキル教育の普及に向けて取り組みを続けます。情報カードと絵カードを基に、ルートマップを完成させる「さんれもの冒険」 教育現 自ら開2012 年に出版した『授業ですぐ使える! 自己肯定感がぐんぐんのびる45 の学習プログラム』(合同出版)西宮ライフスキル研究会研究会ホームページ http://www.life-skills.jp/連絡先(西宮市立安井小学校)〒662‐0045 西宮市安井町1‐25TEL. 0798‐36‐142220 ◆ 季刊理想 2016 春号ライフスキルプログラム一般に、ライフスキルは関連し合う2つのスキルを1セットとして、10のスキルが提唱され、各国で実践されています(以下の①と②、③と④、⑤と⑥、⑦と⑧、⑨と⑩を1セットとして分類)。①情動対処スキル②ストレス対処スキル③自己認知スキル④他者理解スキル⑤コミュニケーションスキル⑥対人関係スキル⑦意志決定スキル⑧問題解決スキル⑨創造的思考スキル⑩批判的思考スキル