ブックタイトル季刊理想 Vol.130

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概要

季刊理想 Vol.130

(年間これを6セット実施)。「スマイルタイムの時間を、15分ずつに分割して(15分×5回)にわたって、全学級で同じ週に話マイルタイム週間を設定した今年度は、1週間1週間、話し合いを続けることで、子どもたちは当初は45分の授業時間を使って、話し合い活動を行っていたものの、2017年度からはカリキュラム・マネジメントの観点から、始業前の「さわやかタイム」(15分)を活用する方針に変更。スし合い活動を進め、全校で足並みを揃えています自分で問題をリサーチしたり、深く突き詰めて考える時間を持てるようになったりして、話し合いの内容もより充実したものになりました。学校の状況にあわせて、プロジェクトの進め方を柔軟に変更することで、無理のない形で進めることができています」『教研式標準学力検査』では、国語・算数いずれ「話し合い活動を継続することで、子どもたちは、学校の組織力も上がったの教科でも約10ポイント向上した学年があります。さらに、話し合いを通じて、子どもたちにクラスの一員はこれまでの指導を振り返る機会となりましたし、ミドルリーダーの育成にもつながりました。有効性がより高まるのです」い影響をもたらしているようです。「ベテラン教動を起こす子どももいなくなり、安心して授業を取り組みを行っても、それを継続しなければ、せっかくの成果も一時的なものにとどまってしまいます。統一したプロジェクトの手法を、全学級で毎年繰り返すことで、話し合い活動の質も上がり、目。その効果は目覚ましいものがあると原田校長先生は言います。教員や友だちの意見によく耳を傾けるようになり、極的に自分の意見を発表する子どもが増えたことだといいます。「毎月行う全校朝会で、私は壇上受けられる雰囲気が形成されてきました」授業の集中力も上がりました。毎年2月に行われる員としての意識が芽生え、教室徘徊などの問題行から子どもたちに質問して発言を促すようにしています。すると、多くの子どもたちが手を挙げて、発表するようになりました。明らかに学級、学校の風土が変わってきたと実感しています」のメリットも感じているとのこと。「学級単体で同時に、学級力向上プロジェクトは教員にもよ学級力向上プロジェクトを進めて、今年で3年さらに原田校長先生にとってうれしいのが、積加えて、学校全体でプロジェクトを進めたこと全教員で取り組んだことでチームとしての学校の組織力が向上したと思います」と「2019年110月3日に、学級力向上プロジェまっています。学級力の取り組みを継続して、研クトをテーマとする研究発表会を行うことが決究発表会では子どもたちの成長の様子を広く発信したい」と答えてくれました。学示掲を聞新きがはの童児、に時トンベイの設施祉福の内区書く取り組みは、すべてはがき新聞で最後に原田校長先生に今後の目標について伺うすべてはがき新聞を活用することに。「国語は原ル・アクションの一環としてはがき新聞の作成に力を入れてきた八ツ田小学校。今年の夏休み明けからは、学校で行う「書く」取り組みは、書くことがでで、子どもたちは意欲的に統一すること新聞に形式を書くことに抵抗感を覚えます。その点、はがき稿用紙、社会はプリント、算数はノートの下、という形で形式がばらばらだと、子どもたちはきるし、繰り返し作成することで、自然と文章を書く力も向上します」(原田校長先生)学級力向上プロジェクトの導入以来、スマイ学級力向上プロジェクト実践校紹介?同校のスマイルブック。「タイトル」「目標」「やり方」「チェック(注意点)」を記した「スマイルアクションカード」をクリアファイルに集約。誰でも自由に内容を見ることができる。カードは全部で70枚以上に及ぶ。16◆季刊理想2018冬号