ブックタイトル季刊理想 Vol.128

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概要

季刊理想 Vol.128

学校における各種通信の実態と教育効果に関する調査研究報告⑤①保護者の86%が 「学級通信は必要」と回答 小中学生の保護者に「お子さんの学校では学級通信を発行していますか?」と質問したところ、「発行している」と答えた人の割合は77%でした。 また、「学級通信は必要ですか?」という質問には、86%の保護者が「必要である」と回答。次いで「どちらともいえない」13%、「必要でない」はわずか0・2%に過ぎませんでした。 理想教育財団では、2005年から毎年、各種通信の公募の場「プリントコミュニケーションひろば」を提供してきた実績を踏まえ、紙(印刷)媒体の通信に焦点を当て、その実態調査を行いました。現時点での調査内容を報告いたします。調査の概要②保護者は学級通信に 何を求めているのか 「学級通信のなかで興味を持って読むもの」は何かを保護者に質問したところ、1位「授業や学校生活の様子」、3位「学級活動・学校行事への取り組み」、5位「子どもたちの写真」という結果が示すように、やはりいちばん気になるのは、わが子がどのような学校生活を送っているか、ということでしょう。 2位の「週間予定・月間予定」も重要です。共働き世帯が6割を超える現在、いつどのような授業や行事があり、何を準備して持たせればよいのかは、保護者にとって必須の情報といえるでしょう。 先生方が伝えたい要素のひとつである「学級経営方針・教育観」は7位と、思いのほか注目度が低め。双方向性のある学級通信が望まれているといわれるなかで、「保護者の声」も11位と低率でした。③保護者の72%が「必ず読む」、 17%が「ときどき読む」 保護者に対して「学級通信は読むか」(全体)と聞いたところ、「必ず読む」72%、「ときどき読む」17%、合わせて約9割の保護者が〝読んでいる?と答えています。気になるのは小学校と中学校の違いです。 小学校では「必ず読む」が81%と77%23%■ 発行している■ 発行していない学級通信の発行の有無(保護者対象アンケート)■ 必要である■ どちらともいえない■ 必要ではない■ その他学級通信は必要か0.2%1%86%13%興味を持って読むもの(複数回答)71%63%61%48%27%22%16%14%6%5%0%20%40%60%100%80%授業や学校生活の様子週間予定・月間予定学級活動・学校行事への取り組み子どもや保護者へのお願い子どもたちの写真コラム(担任のひとこと・日記等)学級経営方針・教育観時間割表子どもの作品等クラスメートの紹介保護者の声その他5%1%季刊理想 2018夏号 ◆ 1112