ブックタイトル季刊理想 Vol.127

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概要

季刊理想 Vol.127

道徳科における授業づくりと評価のあり方■司会文課程課育教局育教等中等初省学科部いうことです。ここでは教材「はしの上のおおかみ」で「くまに抱き上げられてそっとおろされた時、4つの要素で書くということです。おおかみは、どんなことを思ったでしょうか」とい田中をご紹介します。1つ目は、授業のねらいを「学れる「道徳科」に限定して、その効果的な授業づく習活動」「学習内容」「道徳的価値」「諸様相」の坂本う発問を例に、具体的に考えてみましょう。この場合、「おおかみの気持ち」は学習内容にあてはまず3人の実践者の先生方に、これから本格実施さりの実践例をご紹介いただきたいと思います。徳教育の実践例が発表されました。この座談会では、座談会2つ目は学習活動ごとに学習内容を設定すると私からは、道徳科の授業づくりについて4点基調提案では、さまざまな教科における道の実践紹介これが3つ目のポイントです。ことです。内容項目の内容、道徳的価値のよさやについての考え」「自己を見つめ、多面的・多角的に考えること」の3種類に分けることができます。る気持ちのよさ」などがあてはまります。まりません。「温かい心、心のよさ」「親切にされ理すれば「道徳的諸価値の理解」「自己の生き方発言、時間、立場などに着目します。さらに、こ理由、価値実現の有無や大小などを対象に、教材内で繰り返し現れる場面、人物、心情、行為、こうした学習内容を、より道徳の観点から整4つ目は、「分けて比べる」授業を行うといういることで、子どもたちは、宿題をやりぬくのにのようにして「分けて比べた」道徳的価値観と「自に書き連ねました。その後、グループワークとして、る上での葛藤を表現した、ある児童自作の詩を教みんなの前で発表し材に用いました。これをみんなで読んだ後、自己宿題に関する葛藤マップを作成しました。このとき内省の意味で、宿題に対する思いを一人一人が用紙実践例をご紹介します。この授業では、宿題をす分」を比べることも有効です。梅澤科の授業「宿題はなぜするの?」(小学3年生)の藤マップができ上ると、グループで話し合ったことを道徳科の内容項目と関連した「真心カード」を用必要な心を具体的に考えることができました。葛今回は授業で話し合ったことなどを意識して実「努力と強い意志」を内容項目とする道徳ラス全体で共有しました。徳科の授業づくり早稲田大学教職大学院教授田中博之先生道教科調査官浅見哲也先生宇部市立東岐波小学校坂本哲彦校長先生登壇者■て、ク新宿区立落合第二小学校梅澤泉先生尾張旭市立旭中学校彦田泰輔先生季刊理想2018春号◆7