ブックタイトル季刊理想 Vol.127

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概要

季刊理想 Vol.127

豊かな言語活動を通した新しい学級づくり―話し合い活動で育てる子どもたちの人間関係―つまり話し合い活動にも深くかかわります。このいと思っています。ていかなければいけないということです。では具体です。私は特に対話的な学びを大事にしていきたことです。まさに、「よい授業があるところによいん織り交ざっています。そこで「話すような多様な側面を頭に入れて、学級づくりをしるのが学級経営です。では、その学級経営を横から支えるものは何なのか。私はそれこそが国語科と道徳科だと思っていますを十分に身につけることが大切です。この話す力、的にどのように進めていくのかについて実践事例を発表してもらいます。置づけられているのが、主体的・対話的で深い学び聞く力は、道徳科において、多様な感じ方、考え方と出会い、交流する際にも役立ちます。強く感じることは両者には相関関係があるという学級経営あり」「よい学級経営あるところによい授業あり」です。「授業」やそれ以外の「教育活動」の土台にな基調提案2新学習指導要領で、新しい学びのスタイルと位私の専門の国語科には豊かな言語活動がたくさ今まで多くの「授業提案者学級」を見てきましたが、。これらは対話的な学び、早稲田大学教職大学院客員教授、開智国際大学教育学部准教授聞く力」遠藤真司先生いろいろな方法で表現された友だちの考えからよりていったと思います。に話し合う場をつくることで、相互理解や寛容、や思いを伝えることができるようになってきました。よい計算方法は何かを導いていく授業です。それぞれの考えの良さは何だろう、考えが違っているとり組んできました。話し合い活動の機会をより多発表者1きにはどこが違っているのか、などをテーマに、十分発表者2真理の探求といった、道徳的判断力の育成につながっ説明する授業を行いました。ブロック、図、式など、く持つことで、集団での合意形成や、個人の意思その結果、子どもたちは国語科に限らず他教科でも、さらに日常の学校生活においても、自分の考え表現できる子の育成」というテーマの下、話すこと・聞くことの基礎基本を学校全体で追求しました。例えば1年生の算数では、8+3の計算の仕方を学級経営の柱として特別活動を特に重視して取本校では、国語科で「自分の思いや考えを豊かに練馬区立光が丘夏の雲小学校練馬区立光が丘夏の雲小学校佐々木千穂先生庄司和明先生の充実」につなげることもできたと思います。の内容項目にある「よりよい学校生活、集団生活ことで、クラス全体でお互いの思いを共有することや名言を友だちに伝え合ったり、さらには3人がや態度も育ってきました。さらに、そうした姿をにも取り組みました。自分の言葉で伝えられた達か、言葉の力をつけることで、道徳に対する姿勢た。これらの実践を通して、相手の良さに気付き、お互いを認め合うようになるなど、子どもたちにも出てきました。げる「連詩」などの活動に6年生が取り組みましを行いました。自分の思いを言葉にすることでより強い自覚が促されると同時に、それを掲示するもできました。こうした取り組みを通じて、道徳介したい言葉を発表し合ったり、好きな四字熟語変化が生じてきました。さらに、言葉の力がついて交互に1文ずつを書きながら、1つの詩をつくりあくるにつれて、クラスの雰囲気が落ち着き、一体感校内の展覧会において言葉の力を用いた表現活動成感を感じることで、自信を持つ姿が見られたほ寛容」の大切さを下級生に伝えることもできたと通して、道徳の内容項目の1つである「相互理解・思います。決定に生かしています。目標の達成に向けて、個人の目当てを考える活動発表者3こうした学級の力を、学校全体へ広げるために、理想教育財団作成の「言葉ノート」を通して紹私が受け持つ6年生では、みんなで決めた学級墨田区立第三寺島小学校関口友子先生第8回理想教育財団教育フォーラム」、「力」「6◆季刊理想2018春号