ブックタイトル季刊理想 Vol.126

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概要

季刊理想 Vol.126

学校における各種通信の実態と教育効果に関する調査研究報告3173%の管理職が、学級通信は「学級経営をサポートする重要なメディア」と回答管理職は、学級経営における学級通信の位置づけや意義について、どのように考えているのでしょうか。グラフのように6つの選択肢+その他を提示して質問しました(複数回答)。結果は、1位「学級経営をサポートする重要なメディア」73%、2位「保護者とのコミュニケーションを円滑にするうえで不可欠」63%、3位「どんな学級経営をしているかがわかり、管理職にとっても貴重な情報源」51%、4位「学級通信を出すことで、保護者からの評価など、担任としての手応えややりがいを理想教育財団では、2005年から毎年、各種通信の公募の場「プリントコミュニケーションひろば」を提供してきた実績を踏まえ、紙(印刷)媒体の通信に焦点を当て、その実態調査を行いました。現時点での調査内容を報告いたします。調査の概要調査の概要感じることができる」49%でした。多くの管理職が、学級通信を学級経営や保護者とのコミュニケーションに欠かせないメディアととらえていることがわかります。一方、「学級通信を出さなくても、子どもたちや保護者とコミュニケーションを図る方法はある」と考えている管理職が37%、つまり3人に1人の割合でいることも明らかになりました。加えて、「その他」を選択した管理職の書き込みにも、「学級通信は学級経営のひとつの手段だが、重要となる部分は他にある」「学級経営のひとつとして通信を重要視する教師もいるし、別の方法で進める教師もいる。どのような方法でもよいと思う」「話が上手な人は子どもと話をして距離を縮めればよい。文章が得意な人は通信を出せばよい。自分の持味を生かすことが大切」といった意見が少なからずみられました。学級経営と学級通信の関係(複数回答)小学校中学校全体80%70%60%50%40%30%20%10%0%73% 73%75%62% 63%65%52% 51%50% 51%44%49%40%43% 41%36% 37%39%2% 1% 2%学級経営をサポートする重要なメディア保護者とのコミュニケーションの円滑化に不可欠管理職の情報源担任としての手応えややりがいを増進多忙化のために発行が負担コミュニケーションを図る方法はほかにもあるその他季刊理想2017冬号◆17