ブックタイトル季刊理想 Vol.125

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概要

季刊理想 Vol.125

学校における各種通信の実体と教育効果に関する調査研究報告②?半数の先生が「1時間」で作成、 負担を「多少感じる」が58% 先生方は、学級通信の作成にどれくらいの時間をかけているのでしょうか。また、学級通信を作成することにどの程度負担を感じているのでしょうか。 作成時間については、「1時間」と答えた先生が50%と最も多く、次いで「2?3時間」30%、「30分」18%でした。 負担感については、「多少感じる」58%、「あまり感じない」30%との回答が多数を占め、「とても感じる」は9%と少数派でした。RESEARCH調査の概要?4?5人に1人が勤務時間外に作成 学級通信や学年通信の発行は勤務として定められたものではなく、いわばプラスαの活動です。「通信をいつ、どこで作成しているか」を調査した結果は、こうした通信の微妙な立ち位置を象徴する内容となりました。 「夜に学校で」「帰宅後」「休日」に作成すると答えた先生は、小学校28%、中学校20%にのぼりました。4?5人に1人が、勤務時間外に作成作業にあたっていることになります。 また、小学校では1位の「放課後」61%が群を抜いて多く、それ以外は低比率で大きな差はありませんが、中学校では、1位「放課後」41%と2位「空き時間」39%が拮抗する割合となっています。?学級通信を出している先生といない先生では、「保護 者の評価は異なると思う」と管理職の過半数が回答 管理職に「学級通信を出している先生と出していない先生では保護者の評価は異なると思いますか?」と質問したところ、「そう思う」と答えた管理職は、小学校64%、中学校58%、ともに過半数を占めました。 また、書き込み欄には、「保護者による学校評価アンケートの中に『学級通信で学級の様子がわかるのでありがたい』という意見があった」などの記述もみられました。 学級通信の有無や発行頻度に対する保護者や管理職の評価の目は、担任の先生にとって刺激になると同時に、プレッシャーになっている側面もあるようです。学級通信の作成時間18%9%50%58%61%6% 5%12%13%3%30%30%2%■ 空き時間■ 放課後■ 夜に学校で■ 帰宅後■ 休日■ その他■30 分■1時間■2~3 時間■それ以上学級通信を出している先生と出していない先生では保護者の評価は異なると思うか(小学校)学級通信を出している先生と出していない先生では保護者の評価は異なると思うか(中学校)■そう思う■そうは思わない■その他■そう思う■そうは思わない■その他3%学級通信作成の負担感いつ通信を作成しているか(小学校)■とても感じる■多少感じる■あまり感じない■まったく感じない41%64%27%9%11%31% 58%39%9%7%4%■ 空き時間■ 放課後■ 夜に学校で■ 帰宅後■ 休日いつ通信を作成しているか(中学校)20 ◆ 季刊理想 2017 秋号