ブックタイトル季刊理想 Vol.125

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概要

季刊理想 Vol.125

BOOK紹介『マンガで学ぼう!アクティブ・ラーニングの学級づくり クラスが変わる学級力向上プロジェクト』金子書房●磯部征尊〔編著〕本体2,100円+税どんな本? 読みどころは? 小学校低学年、中学年、高学年、そして中学校と、「学級力向上プロジェクト」における段階別の対応策や留意点を丁寧に解説しています。随所に配置されたマンガのストーリーを追うことで、同プロジェクトのイメージを平易につかむことができるとともに、それに続く実践のポイント解説や実践事例を読むことで、その考え方や進め方を深く理解できるよう、工夫された構成になっているのも特徴です。こんな人におすすめ 学級力向上プロジェクトを始めたいけれど、具体的に何から手をつければいいかと悩む先生方にお薦めの1冊です。ダウンロード資料が活用できるほか、R―PDCAサイクルの実践例について、分かりやすく解説しています。著者(編著者)はこんな人 愛知教育大学創造科学系准教授。新潟県内の公立小学校教諭、新潟大学教育学部附属新潟小学校教諭を経て、現職。主な共著は『「学級力」で変わる子どもと授業』『「学級力」を鍛え、授業で発揮させる』(いずれも明治図書出版)ほか。『「言葉にできる」は武器になる』日本経済新聞出版社●梅田悟司本体1,500円+税どんな本? 読みどころは? 現役コピーライターによる、「一生モノの『言葉にできる力』」を体得するための指南書。「理系一辺倒で、さほど読書経験もない」という著者が、誰もが同じプロセスを辿れば、思考を深め、多くの人の心に響く言葉を生み出すことができるというノウハウを公開しています。こんな人におすすめ 著者は「言葉をコミュニケーションの道具としてしか捉えていないか?」と問いかけます。そうではなく「言葉が意見を伝える道具ならば、まず意見を育てる必要がある」と指摘。そのための方法として「T字型思考法」「グルーピング」などの手法を紹介しています。印象的なキャッチフレーズを考えるのが苦手、そんな先生方にお薦めです。著者はこんな人 株式会社電通プロモーション・デザイン局 コピーライター/コンセプター。上智大学大学院理工学研究科修了。カンヌライオンズ、グッドデザイン賞、観光庁長官表彰など国内外30以上の賞を受ける。著書に『企画者は3度たくらむ』(日本経済新聞出版社)等。『虹色のチョーク 働く幸せを 実現した町工場の奇跡』幻冬舎●小松成美本体1,300円+税どんな本? 読みどころは? マスメディアでもとり上げられ、話題になっているチョーク工場があります。社員の7割が知的障害者であるというその会社の造る商品は、現在業界トップシェアを誇ります。ただ、ここまでの道のりは、決して平たんなものではありませんでした。「日本でいちばん大切にしたい会社」とも呼ばれる同社の道程について丹念に取材したノンフィクションです。こんな人におすすめ 著者は、知的障害を持つ社員の家族たちにも話を聴き、親としての思いにも焦点をあてています。「愛されること、褒められること、役に立つこと、必要とされること」、この4つが人間の究極の幸せであると本書で強調しています。働くことの意味、幸せとは何かについて考えさせられます。著者はこんな人 1962年神奈川県横浜市生まれ。専門学校で広告を学び、1982年毎日広告社へ入社。その後、放送局勤務などを経て、1990年より本格的に執筆を開始。著書に『逃げない-13人のプロの生き方』(産経新聞出版)等多数。季刊理想 2017 秋号 ◆ 19